コンピューターを使って設計図などの図面作成を行うCADのお仕事。
図面の作成は元々は紙やペンなどを用いて手作業で行っていましたが、手作業で行うこともほとんどなくなり現在はCADで製図するのが当たり前になってきました。
さらにCADの中でも変化は訪れており、最近では平面の2Dから立体の3Dで学ぶのが主流になりつつあります。
3Dは立体的なので直感的に作業がしやすく視覚的にも分かりやすいといったメリットがある反面、ソフトのライセンス料金は高くデータ容量が大きいといったデメリットもあります。
一方2Dは平面なので図面を理解するのが難しく緻密な計算のもと設計する必要がありますが、データは軽く安価なのでソフトも導入しやすいです。
会社によっては2Dのソフトしか導入していない、または3Dのソフトしか導入していないということもあるので、これからCADの勉強を考えている方は会社で扱えるソフトを考慮して2Dか3Dのどちらかを学ぶかを選択するといいでしょう。
両方扱えるのであれば需要がどんどん拡大しつつある3DCADを重点的に学ぶことをお勧めします。
そんな流行りのCADですが、どのような学校で学ぶことができるのでしょうか。
ユーキャンでCADは学べる?
学校に通いたくても時間が取れない方は、通信講座など自宅で勉強できるサービスが便利ですよね。
通信講座と言えばユーキャンが有名ですが、残念なことにユーキャンにはCADを学べる講座はありません。
実はユーキャンにはWeb・IT系を学べる分野が少なく講座のラインナップも少ないです。
扱っている講座はパソコン検定、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、パソコン入門といったように、事務系の日常で役立つレベルのものしかないのです。
Web系のお仕事の需要が増えてきたこともあり、最近になってWeb製作やプログラミングに関する講座もユーキャンで取り扱うようになりました。
ただ、専門スキルを求められるCADに関する講座はユーキャンでもまだ開講しておらず、現状はCADを学びたい方はユーキャン以外のスクールの講座を受講する必要があります。
ユーキャンはどちらかと言うと大衆向けの講座をメインに展開していますので、コンピュータ技術の中でも割とニッチな部類に入るCADを取り扱っていないのは仕方ないでしょう。
涼設計アーキテクトラーニングがおすすめ!
「ペン字ならユーキャン!」、「食育ならがくぶん」といったように各通信教育会社で取り扱っているジャンルが違ってくるので最適の講座も変わりますが、CADを通信講座で学ぶのであれば涼設計アーキテクトラーニングがお勧めです。
あまり聞き馴染みのない通信講座かと思いますが、涼設計アーテキトラーニングを運営している新生技術開発研究所という会社は福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルスポンサーもしている会社で、1989年から運営を行っている非常に歴史の長いスクールです。
スクールの母体となる株式会社涼設計は一級建築事務所として活躍する会社で、主に九州地方で大型商業ビル・高層マンション・リゾート開発などを手掛けて建築業界に多大なる貢献を行なってきました。
いわば建築に関するプロフェッショナルとも呼べる集団で、涼設計アーキテクトラーニングでは培ってきた建築のノウハウをふんだんに詰め込んだ講座をいくつも開講しており、その中にCADに関して学べる講座も用意されます。
建築デザイン・CADに関する講座は2023年2月現在6つ用意されており、土木CAD・電気CAD・建築模型など色々な講座で専門的なことを学ぶことが可能です。
とりあえずCADについて勉強してみたいという方であれば、オーソドックスな「CAD通信教育 実践建築CADコース」を選ぶのがいいでしょう。
実践建築CADコースでは一般的な企業でCADを使ってお仕事をする上での基本的なことを学べるので、とりあえずCAD業界で働いてみたい、在宅でお仕事をしてみたいという方にぴったりの講座内容です。
資格は日本デザインプランナー協会「CADデザインマスター」と日本インストラクター技術協会「建築CADインストラクター」の2つも取得できるので転職を考えてる人にとっては非常に有効です。
スクールならヒューマンアカデミー
CADを学べるスクールはいくつかありますが、その中でも特にお勧めできるのがヒューマンアカデミーです。
ヒューマンアカデミーは学校なので通学で勉強するのがメインになりますが、オンラインで外出せずに自宅で学ぶことも可能なのでユーキャンの通信講座のような学習スタイルも実現できます。
テレワークの推進もあり最近ではオンラインで学ばれる方がとても増えているようです。
ヒューマンアカデミーではCADに関する講座を豊富に取り揃えており、2D・3D、jw_cad、建築製図、機械製図、AutoCAD、Revit、Inventorなど幅広く学ぶことが可能です。
それぞれの講座は単科になっており複数学べますので、自分の学びたい分野や身につけたいスキルに絞って勉強することができます。
業界のことが全く分からない初学者の方には「はじめての方におすすめのコース」というものも用意されていますので、安心して講座を選ぶことができます。
また、ヒューマンアカデミーでは今後需要が期待される3Dプリンターを使った最新技術を学べるのも魅力の1つです。
BIMと呼ばれる立体モデルを簡単に作成できる技術を学ぶことで、完成度の高い設計環境を実現できます。
BIMを扱える人材は数少ないのに対して企業側ではBIMを使える人を積極的に採用している傾向があるので、BIMをマスターすれば就職活動の大きな武器になることでしょう。
基本的なCADの技術から最新技術まで幅広く学べることもあり、これまでに述べ何万人もの方がヒューマンアカデミーを修了してCADの世界へと足を踏み入れてきています。
ヒューマンアカデミー受講生の2次元CAD利用技術試験の合格者数は約2万人近くにものぼり、しっかりと結果として実績も残しています。
この数字は試験合格者の実に4人に1人という数字なので、いかにヒューマンアカデミーがCADに精通している学校だということが分かるでしょう。
また、試験合格だけに留まらず業界への就職率も高い数値を誇り、就職内定率は96,2%とほとんどの方が無事に就職を成功させています。
ただ、この数字はヒューマンアカデミーが就職意欲のある生徒を対象とした数字なので、講座を受けたけれど一度も就職活動をしていないといったような人は数値に含まれてはいないので、全体の受講生数で見るともう少し数字は下がるかと思います。
ただ、それでもこれだけ高い就職実績があるのは数あるCADスクールの中でも相当珍しいです。
学習スタイル、講座の豊富さ、就職実績のどれを見てもこれだけ充実している学校はないと思いますので、これからCADを学ぼうと思っている方は是非ヒューマンアカデミーで勉強してみてはいかがでしょうか。
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