土地や家屋を測量して表題登記(建物の構造を登記すること)の申請手続きを請け負う土地家屋調査士。
不動産の資格というと宅建や不動産鑑定などが有名で土地家屋調査士はあまり目立たない存在ですが、世の中にはなくてはならない職業でもあります。
所有権を取得した日から1ヶ月以内に表題登記を申請することは義務付けられており、表題登記のお仕事は土地家屋調査士の独占業務であるからです。
試験の受験者数は1万人を切っておりお世辞にも認知されている仕事とは言い難いですが、
仕事がなくならないという安定感もあることからお勧めできる職業であることは間違いないでしょう。
ユーキャンの土地家屋調査士講座について
通信講座で有名なユーキャンですが、残念ながら現在、土地家屋調査士講座は取り扱っておりません。
2017年までは開講しておりましたが、近年の試験への受験者数の落ち込みもあり恐らく休講という形をとったのではないかと思います。
メルカリなどのサイトで過去にユーキャンが販売していた教材も出回っているみたいですが、情報は古く劣化しているので購入はあまりお勧めしません。
なので、どうしても通信講座で学びたいという方はユーキャン以外の会社の講座を受講することになります。
他の建築・不動産資格としては、宅地見物取引士やマンション管理士といったものがあるので、とりあえず不動産業界に進みたいという方はこちらを受講してみるのもいいでしょう。
アガルート
土地家屋調査士の通信講座でお勧めなのはアガルートという会社です。
アガルートは数ある資格の中でも難関資格に特化した講座を取り扱っていて、土地家屋調査士の講座も用意されています。
土地家屋調査士試験の合格率は毎年10%を切るかなり難易度の試験なので、アガルートのような専門性の高い会社で学ぶのが有効的です。
講座内容は全くの業界未経験者を対象とした初学者向けのカリキュラムと、学習経験があって試験に何度か落ちてしまっている方を対象とした中上級向けのカリキュラムの2つがあります。
単科ごとの講座も用意されており、択一式の問題や記述式の問題、作図問題、複素数など自分の苦手な分野を集中して学ぶこともできます。
自分の現時点での状況を考えて自分に合ったコースを選択して学習するようにしましょう。
また、土地家屋調査士の簡易版とも呼べる測量士補試験の対策講座もあります。
測量士補の資格を所持しておくことで土地家屋調査士試験の一部が免除されるので、先に測量士補を取得しておくことで後に行われる試験も大分楽になります。
東京法経学院
アガルートの他に、もう1つお勧めなのが東京法経学院です。
東京法経学院は法律系資格に特化しており、通信講座のみならず、参考書や書籍なども取り扱っています。
平成29年に実施された試験の東京法経学院の修了生の合格率は47%と驚異の数値、土地家屋調査士の学校の中でもトップクラスに高い実績を誇っています。
定期的に資格取得者向けのガイダンスを開いたり希望者には合宿で測量自習を行ったりするなど、土地家屋調査士への力の入れ具合では右に出る会社はほとんどないと思います。
市販には出回っていない書籍も多数取り揃えているので、ひとまず参考書を購入するといった形でサイトを利用してみるのもいいでしょう。
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